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下痢・吐き気がある

急な下痢や吐き気に見舞われると、外出もままならず、不安な気持ちになりますよね。当院では、こうしたお腹の不調を抱える多くの患者さんと日々向き合っています。当院の院長は、消化器の病気を詳しく診る「日本消化器病学会専門医」の資格を有しており、内科全般の知識とあわせて、お腹のトラブルの裏側に隠れた原因を丁寧に見極める診療を大切にしています。皆さんの「困った」に寄り添い、少しでも早く楽になれるようサポートいたします。

お腹の不調は、単なる食べ過ぎや冷えからくるものもあれば、早急な対応が必要な感染症や慢性的な疾患が隠れている場合もあります。「この程度で受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。当院では、患者さん一人ひとりの生活背景や体調の変化をしっかり把握し、無理のない治療法を提案します。地域のかかりつけ医として、またお腹の専門医として、皆さんが安心してお話しいただける環境を整えてお待ちしております。お腹の痛みや吐き気、下痢などの症状でお困りの際は、お気軽に藤山内科クリニックまでご相談ください。

下痢・吐き気があるの原因

下痢や吐き気という症状は、私たちの体が異常を察知して、外に出そうとする防御反応の一つであることが多いです。その原因は多岐にわたり、日常生活の乱れから病原体による攻撃までさまざまです。まずはどのようなことが原因でこれらの症状が起こるのかを知っておくことが大切です。

食生活や生活習慣の影響

最も身近な原因の一つが、日々の食事や生活の乱れです。暴飲暴食によって胃腸の処理能力を超えてしまったり、冷たい飲み物を一度にたくさん摂取して腸を刺激したりすることで、下痢や吐き気が引き起こされます。また、脂っこい食事や香辛料の強い食べ物も胃腸への負担となり、不調を招くことがあります。さらに、過度なアルコールの摂取は腸の吸収機能を低下させ、下痢の原因となることがよくあります。

ウイルスや細菌による感染

「急性胃腸炎」と呼ばれる状態の多くは、ウイルスや細菌への感染が原因です。いわゆる食中毒も含みますが、これらは強い吐き気や激しい下痢を引き起こします。主な病原体には以下のものがあります。

  • ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス。
  • カンピロバクターやサルモネラ菌などの細菌。
  • 病原性大腸菌(O-157など)。

これらの病原体が体内に入ると、腸の粘膜が炎症を起こし、激しい症状が現れます。周囲の人へ感染を広げてしまうリスクもあるため、注意が必要です。詳細は「胃腸炎」のページでも解説しています。

ストレスと自律神経の乱れ

胃腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、精神的なストレスの影響を強く受けやすい臓器です。過度な緊張や不安が続くと自律神経のバランスが崩れ、腸の動きが過剰になったり、逆に鈍くなったりします。これにより、吐き気を感じたり、急に下痢をしたりすることがあります。現代社会においては、仕事や人間関係のストレスが原因でお腹の不調が慢性化しているケースも少なくありません。私たちは、お薬だけでなく生活のアドバイスも含めたアプローチを心がけています。

持病や薬の副作用

現在治療中の病気や、服用しているお薬が原因となることもあります。糖尿病などの生活習慣病が進行し、自律神経に影響が出ると胃腸の動きが悪くなることがあります。また、抗生物質などの特定の薬剤は、腸内の細菌バランスを崩して下痢を引き起こすことがあります。新しいお薬を飲み始めてから体調が変わったという場合は、遠慮なくお申し出ください。

下痢・吐き気があるによって引き起こされる病気

下痢や吐き気は、さまざまな病気のサインとして現れます。軽症で済むものから、早急に精密検査が必要なものまで多いため、自己判断で放置せず適切な診断を受けることが重要です。ここでは、臨床現場でよく見られる病気をご紹介します。

急性胃腸炎(感染性胃腸炎)

急に強い吐き気と下痢が始まった場合、まず疑われるのがこの病気です。ウイルスや細菌が原因で、腹痛や発熱を伴うこともあります。横浜市周辺でも冬場にはノロウイルス、夏場には細菌性の食中毒が多く見られます。脱水症状に気をつける必要があり、特にお年寄りやお子さんの場合は慎重な経過観察が必要です。当院では点滴などの処置も含め、丁寧に対応いたします。

過敏性腸症候群(IBS)

検査をしても目に見える異常は見つからないのに、ストレスや不安がきっかけで下痢や便秘を繰り返す病気です。通勤中や会議の前など、特定の場面で急にトイレに行きたくなるのが特徴的です。生活の質に大きく影響する病気ですが、お薬の調整や生活習慣の見直しによって、症状のコントロールを目指すことができます。お腹の悩みを一人で抱え込まず、専門的な視点を持つ医師にぜひ相談してください。

逆流性食道炎や胃潰瘍

吐き気がある場合、食道や胃に炎症や傷ができている可能性があります。胃酸が逆流して胸焼けや吐き気を感じる「逆流性食道炎」や、胃の粘膜が深く傷つく「胃潰瘍」などが代表的です。これらは食後や空腹時など、特定のタイミングで症状が出やすい傾向にあります。放置すると悪化する恐れがあるため、消化器の専門的な診断を受けることが望ましいです。

胆石症や膵炎

お腹の右上や中央部が痛み、激しい吐き気を伴う場合は、胆のうや膵臓(すいぞう)の病気が隠れていることがあります。胆石が胆管に詰まる「胆石症」や、膵臓に炎症が起きる「膵炎」は、速やかな対応が求められる病気です。脂っこい食事の後に強い痛みや吐き気が出た場合は、注意が必要です。当院では血液検査や必要に応じた画像検査を行い、迅速な判断に努めます。

その他の隠れた疾患

下痢や吐き気が続く場合、以下のような病気が原因となっていることもあります。

  • 潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患。
  • 大腸がんなどの消化器系のがん。
  • 食物アレルギー。
  • 腎盂腎炎や膀胱炎などの泌尿器系疾患。

特に血便(便に血が混じること)を伴う場合や、急激な体重減少がある場合は、早期の検査が欠かせません。当院では、必要に応じて近隣の高度医療機関とも連携を取りながら、最善の道を探ります。

お腹の痛みも伴う場合は、「お腹が痛い」のページもあわせてご覧ください。

下痢・吐き気があるの処置や治療法

症状を和らげ、体力を回復させるためには、適切な処置と治療が必要です。当院では、まず患者さんの状態を詳しく伺い、脱水の有無や腹部の状態を確認した上で、最適な治療方針を決定します。

脱水の予防と水分補給

下痢や嘔吐が続くと、体内の水分や電解質が失われ、脱水状態に陥る「リスク因子」(病気を引き起こす要因)となります。一度にたくさん飲むと吐き気を助長することがあるため、以下の点に気をつけて水分を摂りましょう。

  • 経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ、回数を分けて飲む。
  • 冷たすぎる飲み物は避け、常温に近いものを選ぶ。
  • 吐き気が強く飲水できない場合は、点滴による補液を行う。

特に高齢者の方は喉の渇きを感じにくいことがあるため、意識的な水分補給が重要です。当院では脱水の程度を判断し、速やかに適切な処置を行います。

薬物療法

症状の種類や原因に合わせて、適切なお薬を処方します。ただし、感染性の下痢の場合、無理に下痢止めを使って腸の動きを止めてしまうと、病原体を体内に留めてしまい逆効果になることがあります。そのため、自己判断で市販薬を服用する前に、ぜひご相談ください。

1.整腸剤

腸内細菌のバランスを整え、腸の機能を回復させます。副作用が少なく、多くのケースで使用されます。

2.吐き気止め

吐き気が強く食事が摂れない場合に使用します。内服薬だけでなく、必要に応じて坐薬や注射を用いることもあります。

3.胃粘膜保護薬・制酸薬

胃の荒れや胃酸の過剰な分泌が原因の場合に使用し、粘膜を保護して症状を和らげます。

4.抗生物質

細菌感染が疑われ、かつ必要性が高いと判断された場合にのみ処方します。ウイルス性の場合は効果がないため、慎重に見極めます。

食事療法(食事のコントロール)

症状が落ち着くまでは、胃腸を休めることが一番の治療です。無理に食べる必要はありませんが、少しずつ食べられるようになってきたら、以下のような消化の良いものから始めてください。

  • 重湯やお粥、うどんなどの炭水化物。
  • 柔らかく煮た野菜。
  • リンゴのすりおろしやバナナ。
  • 豆腐や白身魚などの脂肪の少ないタンパク質。

逆に、食物繊維の多い生野菜、脂っこい料理、辛いもの、乳製品などは、腸を刺激して下痢を悪化させる可能性があるため、しばらくは控えてください。

精密検査と経過観察

症状が長引く場合や、再発を繰り返す場合には、詳しい検査が必要です。当院では血液検査や尿検査、便検査を行い、炎症の程度や内臓の機能をチェックします。また、慢性的なお腹の不調には、大腸カメラ(内視鏡)などの精密検査が必要になることもあります。当院で対応が難しい専門的な検査や高度な治療が必要と判断した際は、速やかに連携病院をご紹介し、症状が落ち着いた「寛解」(症状が一時的に治まった状態)の後は、再び当院で継続的に管理を行うことが可能です。

診療の流れについては「診療案内」のページをご確認ください。

下痢・吐き気があるについてのよくある質問

Q1.吐き気と下痢がある時、何を食べれば良いですか?

A1.まずは無理をせず、水分補給(経口補水液など)を優先してください。少し落ち着いたら、お粥や柔らかく煮たうどん、すりおろしたリンゴなど、脂肪分が少なく消化の良いものから少量ずつ試していきましょう。刺激物や脂っこいものは避けてください。

Q2.市販の下痢止めを飲んでも大丈夫ですか?

A2.原因がウイルスや細菌による感染の場合、下痢止めで便を止めてしまうと、毒素が体内に残って症状が悪化したり長引いたりすることがあります。まずは受診して、原因を確認してから適切なお薬を使用することをお勧めします。

Q3.どのくらいの症状で病院に行くべきですか?

A3.激しい腹痛がある、水分が全く摂れない、高熱がある、便に血が混じる、といった場合は早めに受診してください。また、軽い症状でも数日続く場合や、何度も繰り返す場合は、背後に別の病気が隠れている可能性があるため相談が必要です。

Q4.周りの人にうつりますか?

A4.ウイルス性や細菌性の胃腸炎だった場合、手洗いや排泄物の処理を介して感染する可能性があります。タオルの共有を避け、こまめな石鹸での手洗い、ドアノブ等のアルコール除菌などを徹底し、二次感染を防ぐことが大切です。

院長より

お腹のトラブルは、誰にとっても非常に辛いものです。当院では、単に症状を抑えるだけでなく、なぜそのような症状が出ているのか、その背景にある生活やお体の状態まで含めてトータルにサポートすることを大切にしています。消化器病専門医として長年お腹の病気を専門的に診てまいりました。その経験を活かし、地域の皆さんが安心して毎日を過ごせるよう、丁寧で精度の高い診療をお約束します。

私たちは、お年寄りから若い世代の方まで、誰もが「ちょっと相談してみよう」と思える温かいクリニックを目指し、身近な健康の相談窓口でありたいと考えています。お腹の不調は放置すると、心まで沈んでしまうことがあります。どんなに些細なことでも構いません。早めに相談していただくことが、健やかな生活への第一歩です。不安な顔で来院された患者さんが、治療を終えて笑顔で帰られる姿を見ることが私たちの大きな喜びです。

当院は、精密検査が必要な場合には大きな病院とスムーズに連携できる体制も整えています。まずは「今のお腹の状態」を一緒に確認し、ご自身に合った改善方法を一緒に考えていきましょう。私たちはいつでも皆さんの味方です。下痢や吐き気でお困りの際は、どうぞ安心して藤山内科クリニックの門を叩いてください。お力になれるよう、心を込めて診療いたします。

初めて受診される方は、こちらのページも参考にしてください。「初診の方・久しぶりに受診される方へ」のページ

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